葛飾区のおすすめ美術館一覧【厳選】

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東京都葛飾区は、その風景美や歴史的な魅力だけでなく、美術との深い関わりでも注目されています。有名な浮世絵師・葛飾北斎の名を冠した地域として、美術館巡りには格別の意味があります。この記事では、葛飾区内でぜひ訪れてほしい美術館をご紹介します。

まず、「葛飾区郷土と天文の博物館」は、地域の歴史と天文学を融合させた独自の展示が魅力です。次に、映画ファンにはたまらない「葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアム」が挙げられます。ここでは、映画『男はつらいよ』シリーズの舞台とその魅力を存分に楽しむことができます。

葛飾区の美術との関わり

葛飾区は、東京都内でも特に美術との深い関わりを持つ地域として知られています。この地域には、多くの美術館が点在しており、芸術愛好家にとっては絶好の訪問先となっています。

葛飾区のおすすめ美術館一覧

葛飾区郷土と天文の博物館

出典: 葛飾区
葛飾区郷土と天文の博物館の見どころ
  • 郷土の歴史・文化と天文学を同時に学べる
  • 実物資料の展示と企画展示・プラネタリウムなど多彩なコンテンツ

葛飾区に位置する「葛飾区郷土と天文の博物館」は、1991年7月に一般公開を開始した複合施設です。このユニークな博物館は、地域の歴史と文化を探る郷土博物館と、宇宙や天体の謎に迫る天文博物館が一体となっています。

郷土博物館では、葛飾区の豊かな歴史と伝統を紹介する展示が充実しています。ここでは、縄文時代から現代に至る数々の出土品が展示されており、古代の生活道具農具衣装など様々な文化財が見学できます。さらに、定期的に開催される企画展では、特定のテーマに基づいた展示が行われ、来館者は葛飾区の歴史的な背景をより深く理解することができます。

一方、天文博物館部分では、宇宙の神秘を探究することができます。最先端のプラネタリウムでは、星空のガイドや魅力的な天体ショーが楽しめ、学びとエンターテインメントが融合しています。また、天体観測室には大型望遠鏡が設置され、太陽や惑星、月の詳細な観察が可能です。さらに、宇宙開発の歴史を振り返る展示や、最新の宇宙科学に関する知識も豊富に取り揃えられています。

葛飾区郷土と天文の博物館の概要

美術館名葛飾区郷土と天文の博物館
住所〒125-0063東京都葛飾区白鳥3-25-1
電話番号03-3838-1101
アクセス・京成電鉄 お花茶屋駅 より徒歩8分
・JR 亀有駅 より徒歩25分
・レインボーかつしか /京成タウンバス 白鳥わかば公園 より徒歩3分
・京成タウンバス 共栄学園 / 上千葉小学校 より徒歩5分
営業時間9:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)
祝日以外の金曜日・土曜日は21:00まで
休業日月曜日(祝日の場合は開館)、第2・第4火曜日(祝日の場合は開館し、その直後の平日は休館)、
12月28日から31日まで、1月1日・4日
所要時間60分
料金入館料: 大人 100円(80円)/ 小・中学生 50円(40円)/ 幼児 無料
プラネタリウム: 大人 350円(280円)/ 小・中学生 100円(80円)/ 幼児(座席を使う場合)50円(40円)
* ()は20名以上の団体
来館サポート情報貸出用車椅子 / ベビーカー / エレベーター
バリアフリートイレ / ベビーベッド / ベビーチェア / おむつ替えシート/ 授乳室
公式HP公式サイト

葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアム

寅さん記念館
出典: 寅さん記念館
葛飾柴又寅さん記念館/山田洋次ミュージアムの見どころ
  • 「男はつらいよ」シリーズの主人公・寅さんと監督・山田洋次の世界観を体感できる
  • 映画のロケ地であった柴又の風景を間近で楽しめる

松竹映画「男はつらいよ」シリーズのファンにとって欠かせない観光スポットが、葛飾区柴又地区に位置する「葛飾柴又寅さん記念館」「山田洋次ミュージアム」です。

このミュージアム複合施設の一環である「葛飾柴又寅さん記念館」は、1997年11月にその扉を開きました。ここでは、渥美清が扮した車寅次郎の故郷「くるまや」のセットが忠実に再現され、訪れる人々を映画の世界に引き込む展示が広がります。さらに、山田洋次監督の直筆で刻まれた「映画の碑」や、寅さんとさくらの像なども見ることができます。

一方、2012年にオープンした「山田洋次ミュージアム」は、「男はつらいよ」シリーズの監督である山田洋次の作品群を紹介するための施設です。館内では、映画のロケーションマップ、衣装、小道具などの貴重な資料が展示されている他、監督自身が執筆した原稿も公開されています。このミュージアムは、監督の創作の秘密や映画制作の裏側に迫る興味深い展示内容になっています。

両方の施設は、「男はつらいよ」シリーズを愛する人々にとってまさに夢のような場所です。さらに、屋上の柴又公園からは、映画の舞台となった帝釈天や江戸川の美しい風景を一望することができます。

葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアムの概要

美術館名葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアム
住所〒125-0052 葛飾区柴又6-22-19
電話番号03-3838-1101
アクセス・京成柴又駅 より徒歩8分
・JR常磐線・京成線 金町駅前発小岩駅行バス 柴又帝釈天 より徒歩7分
営業時間9:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)
休業日第3火曜日(第3火曜日が祝日・休日の場合は、翌日の平日)
12月第3火・水・木曜  ※年末年始も営業
所要時間60〜120分
料金山田洋次ミュージアムとの共通券
一般:500円(400円)/児童・生徒:300円(200円)/シルバー:400円
前売:
一般:450円 / 児童・生徒:270円
※ ()は20名以上の団体
※障害者手帳等をお持ちの方と介護者(同行者)1名は無料
来館サポート情報貸出用車椅子 / ベビーカー / エレベーター
バリアフリートイレ / ベビーベッド / ベビーチェア / おむつ替えシート/ 授乳室
公式HP公式サイト

まとめ | 葛飾区の美術館探訪

葛飾区は歴史と文化が豊かに交差する魅力的な地域です。今回ご紹介した「葛飾区郷土と天文の博物館」、そして「葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアム」は、いずれも訪れる価値のある美術館ばかりです。それぞれが持つ独自の展示内容やテーマに触れることで、葛飾区の美術と密接に関わることができます。

美術館巡りを通じて、地域の自然や歴史、さらにはその奥深い芸術文化を体感することができるのも、葛飾区ならではの魅力です。博物館や記念館での展示だけでなく、区内を歩いて巡ることで、ゆかりの地や風情ある街並みにも出会うことができ、より深い理解と発見があります。

それぞれの美術館や博物館が提供する情報は、多岐にわたる知識を得られるだけでなく、新たな視点や感動をあなたの日常にもたらしてくれるでしょう。葛飾区への訪問を機に、これらの美術館をぜひ巡ってみてください。多彩な展示と地域の風情があなたを待っています。

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