東京都足立区は、都心から少し離れていますが、独特の魅力と豊かな文化を誇る地域です。特に美術との関わりが深く、地元の人々や訪れる観光客にとって魅力的なスポットが点在しています。この記事では、足立区の美術とその関わりについて深掘りし、特におすすめの美術館を紹介します。
まずご紹介するのは、六町エリアに位置する「六町ミュージアム・フローラ」です。主に現代美術を展示し人気を集めています。また、綾瀬に位置する「石洞美術館」も必見です。ここでは染付けや日本の伝統工芸に触れることができ、訪れた人々に深い感動を与えます。
足立区にはこれらの美術館以外にも見逃せない文化施設が多数あります。それらを巡ることで、足立区の新しい魅力に気づくこと間違いありません。本記事では、各美術館の詳細やアクセス方法、見どころなどを詳しく紹介しますので最後までご覧ください。
足立区の美術との関わり
足立区は東京都の北部に位置し、歴史と文化が豊かに息づくエリアです。この区は美術や文化施設が数多く存在し、地域の住民や訪れる人々に多彩な芸術体験を提供しています。
具体的には、「六町ミュージアム・フローラ」や「石洞美術館」などの美術館があり、これらの施設が地元の美術教育や文化の振興に大きく寄与しています。
足立区のおすすめ美術館一覧
六町ミュージアム・フローラ

- 年間を通して企画展があり冬展・春展などのテーマ別展示がある
- 地元足立区の方々に親しまれ愛好者も多数
東京都足立区の北端に位置する六町地区には、住宅街の一隅に「六町ミュージアム・フローラ」があります。この小規模な美術館は、2012年に開館し、主に現代美術を展示する場として注目を集めています。特に、近代日本画や江戸時代の絵画を豊富に収蔵しており、季節に応じた企画展も魅力の一つです。
2022年には開館10周年を迎え、新たな記念事業として、館内の階段に常設展示コーナーが設けられました。この常設展は、年に4回の季節ごとにテーマを変えて開催され、春は3月から4月、夏は6月から7月、秋は9月から10月、冬は12月から1月に行われます。これにより、訪れるたびに異なる作品と出会うことができる魅力的な仕掛けが用意されています。
また、「六町ミュージアム・フローラ」では近代日本画と江戸絵画だけでなく、多様なジャンルの現代美術作品も展示され、四季折々の企画展が開催されることで、来館者に新しい発見と感動を提供しています。足立区の地域文化の核として、六町の美術館は今後も多様な文化交流の場としてさらに発展していくことでしょう。
六町ミュージアム・フローラの概要
美術館名 | 六町ミュージアム・フローラ |
住所 | 〒121-0073 東京都足立区六町 2-5-35 |
電話番号 | 03-3885-7333 |
アクセス | つくばエクスプレス 六町駅 A1出口より徒歩5分 |
営業時間 | 10:00~17:00(入場は閉館30分前) |
休業日 | 日曜日、月曜日、年末年始(ただし夏展は 日曜日、月曜日、火曜日) |
所要時間 | 60分 |
料金 | 常設展: 大人 300円 / 学生・生徒 200円(無料) / 中学生以下 無料 *() 学校の先生の引率による場合は無料 * 企画展の観覧料は企画展ごとに異なる |
来館サポート情報 | エレベーター |
補足情報 | 駐車場あり |
公式HP | 公式サイト |
石洞美術館
- 創設者の70年近くのコレクションを中心に所蔵されている
- 中国や日本の古染付の陶磁器を含む貴重な作品が展示
「石洞美術館」は、足立区千住橋戸町に2006年に開館し、佐藤千壽氏による70年にわたるコレクションを一般公開する場となっています。美術館には、陶磁器や仏像、青銅器、玉器など多彩な美術工芸品が所蔵されており、中でも中国や日本の貴重な古染付の陶磁器が展示されています。
特に注目すべきは、12世紀のシリアで制作されたとされるラカビ手の皿で、国内でも10点に満たない非常に希少な作品です。展示スペースは独特の曲線スロープで結ばれており、壁面のガラスケースに展示された品々を見ながらゆっくりと鑑賞できる設計になっています。
この美術館は、訪れる人々に古代から現代の美術へと続く歴史の流れを感じさせる、足立区の文化的拠点ともいえる存在です。
石洞美術館の概要
美術館名 | 石洞美術館 |
住所 | 〒120-0038 東京都足立区千住橋戸町23 |
電話番号 | 03-3888-7520 |
アクセス | .・京成線 千住大橋駅 より徒歩3分 ・京成線 北千住駅西口 コミュニティバス「はるかぜ」5号(北千住駅西側地域循環)=> 千住大橋駅 より徒歩3分 |
営業時間 | 10:00~17:30(入場は閉館30分前) |
休業日 | 不定期(公式ホームページ要確認) |
所要時間 | 60分 |
料金 | 大人 500円 / 学生 300円 / 小学生以下 無料 65歳以上の方 無料 / 障害者手帳をお持ちの方 無料 *小学生以下は保護者同伴 |
来館サポート情報 | 車椅子貸出 / エレベーター |
公式HP | 公式サイト |
まとめ | 足立区の美術館で芸術を堪能しよう
足立区は、東京の一地域として、芸術や文化の発展に力を入れています。この地には魅力的な美術館がいくつも点在し、訪れる人々に多様な芸術体験を提供しています。
たとえば、六町に位置する「六町ミュージアム・フローラ」は、現代アートからクラシックな作品まで、幅広い展示が特徴です。静かで落ち着いた雰囲気の中で、来訪者は絵画や彫刻の美しさをじっくりと味わうことができます。
「石洞美術館」も忘れてはなりません。ここでは染付や陶磁器のコレクションが豊富で、日本の伝統工芸の美しさを再認識することができます。また、綾瀬地区にもアートスポットが点在しており、芸術愛好家にとっては見逃せないエリアです。
このように、足立区には多くの魅力的な美術館や博物館があり、それぞれ異なる芸術の世界を堪能できます。単に美術品を鑑賞するだけでなく、足立区全体の文化と歴史に触れることができるため、一度は訪れてみる価値があります。美術館巡りを通じて、足立区の豊かな文化を肌で感じてみてはいかがでしょうか。